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バジュランギおじさんと、小さな迷子のtottsunのレビュー・感想・評価

4.5
「バジュランギおじさんと小さな迷子」
今年3本目の映画館鑑賞がまさかの再びインド映画とは!
声が出ないパキスタンの少女シャヒーダー(ハルシャーリー・マルホートラ)は、母親とインドのイスラム寺院に願掛けに行った帰り道ではぐれてしまう。ヒンドゥー教徒のパワン、通称バジュランギ(サルマーン・カーン)は迷子の彼女を預かるが、後に少女がイスラム教徒だと知る。対立する両国の現実を背負いつつも、パワンは国境を越え少女を親元に送り届けようとする。
先日の「パッドマン」のレビューでも書きましたがやっぱりインド映画最高

本編159分って長丁場ですが、良いんです。インド映画だもの。
誰かがインド映画は御都合主義だからあんまり好きじゃないって言われてたんですが、個人的にはインド映画はそういうものって思って見てるので特に違和感はありません。
踊りだって歌だって無かったらそれはインド映画じゃないです。
でもちゃんと国が違う私たちにも喜怒哀楽の感情を訴えてくれるからすごいんです。
今回驚いたはこの映画が2015年のものっていうこと。
こんなに良い作品を日本人に紹介してこなかったのか!
最近のインド映画ブームの熱に推されて日本に上陸したんだとか。
これを機に是非もっと良い作品を放映してほしいな。
さてこの作品の話に戻りますが…
今回はバジュランギおじさんのまっすぐな気持ちに心動かされます。
恋愛にだって、かわいそうな小さな迷子にだって、神様に対してだってまっすぐ。
度が過ぎていて笑ってしまうシーンもありますが、そんな彼のまっすぐさにみんな惹かれていくんです。
そして何と言ってもシャーヒーダー(ムンニー)の可愛さ。言葉は喋れないので仕草と表情で喜怒哀楽を見せてくれるんですが「あちゃー」の表情が秀逸で本当可愛かったです。
周りの人たちもなんだか良い人たちでパワンの恋人のラスィカー(「きっとうまくいく」のピア役の方!思わず「あ!」って言ってしまったw)や後半で出会う記者もなかなか良い!
帰りに心満たされてパンフレットも購入!
当初見る予定じゃなかったけどフィルマークスのレビュー見て鑑賞を決めて良かったです!
私的には☆☆☆☆.5かな。
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