世界に振り降ろすプライド。
世界で最も予約が難しいレストランのひとつ、コペンハーゲンの「ノーマ」。
天才と呼ばれるオーナーシェフ、レネ・レゼピを中心とした「ノーマ」の栄光と挫折を描いたドキュメンタリー。
そもそも、ドキュメンタリーなのか実話を基にしたドラマなのかすら知らずに観たのだけど、意外に良くてびっくり(期待しないで観るのが映画を楽しむコツ⁉︎)。
独創的な料理が生まれる過程や、一流レストランの厨房の様子なども興味深くはあり、美食家の方はこれだけでも満足できるのかな、と思いましたが、私が良かったと感じたのは職場のドラマ。
レストランが題材だけど、仕事についての取り組み方に対する姿勢なんかは世界中のどの業種でも参考になるのではないかと感じた。
例えば、やりたいことと現実との差や、ミスをした時の対応、自分はどこまで真剣に仕事に取り組んでいるのか?ボスは部下をきちんと導けるのか、八つ当たりはしてないか?などなど。自らの仕事ぶりと重ねている内に、ラストうっすら泣けるほどに気分は自分もスタッフの一員に。
食材の採取のために、時折映る北欧の森林や海が
美しい。音楽もなかなか効果的で良かった。
かっこいいリーダーとチームの物語。