のnきち

ビニー/信じる男ののnきちのレビュー・感想・評価

ビニー/信じる男(2015年製作の映画)
4.0
試写会にて
ユーロライブ C-7

信じる男というタイトル、なるほど真理をついたタイトルだなぁと感じる。

実話だという事には、正直驚かされた。

信じた道を拓きたい人に観てもらいたい作品。

人間って、死にものぐるいというか、想いに忠実にバカになれば何でも出来るのかもしれない。
自分の信じたことを実行する、バカみたいに。
それは、ひとつの才能だ。
職業柄、希望の道を進むか否かを相談されることも少なくないが、進まないと拓かれない。
改めて、思い知らされた。

ビニー役のマイルズ・テラーがLA・LA・LANDより、この作品を選んだ理由も観て納得。
苦しみ、直向きさ、画面に釘付けになる。

事故の起きるシーンは、生々しいけど、ドキッとさせられ、それまでの流れを引き締めてくれた。

アフタートークで女子ボクシング世界チャンピオンの黒木優子氏が登壇された。
ボクシングは、ほとんど興味無かったけど見方が変わった。
彼女の存在は聞いたことがあったが、生で知らない世界の話を拝聴すると、すごい世界だなぁと肌で感じることができた。
トレーナーとの信頼関係、目から鱗でした。

首の骨を折って一年でのビニーの復活は、
奇跡の何ものでもない。
でも、奇跡を起こしたのは、信じる道を進んでトレーナーの協力を得たから。


道に迷った時、勇気をもらいたい時に観たい作品。
のnきち

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