フェイスノーモア

ナチス第三の男のフェイスノーモアのネタバレレビュー・内容・結末

ナチス第三の男(2017年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ジェイソン・クラーク主演、ナチスでヒトラーの後継者と謳われたラインハルト・ハイドリヒを描いたドラマ。
この映画はハイドリヒの物語のはずなんですが…ハイドリヒが死亡した中盤以降「なにか見覚えあるな~」という展開に。
そう、これは別作品の「ハイドリヒを撃て!」がほぼそのまま後半になっている感じなんですね。
もちろん役者や細かい部分は違いますが、史実がベースなので展開はほぼ同じです。
てっきりハイドリヒの幼少期から死ぬまでを描くのかと思っていたので悪い意味で予想外でした。
というかタイトル(邦題・原題共に)が紛らわしいんですねこれ…。
一応ハイドリヒが死ぬまでの日々は描いていますがヒトラー等のナチス上層部との絡みは一切なく、恋愛沙汰やら奥さんやら虐殺のシーンばかりで何を観せたいのかさっぱりわかりません。
そんな盛り上がりの少ないシーンを延々と見せられた後にハイドリヒはあっさりと死に、主人公が暗殺犯のヨゼフとヤンに切り替わってしまうわけです。
役者と演出をちょっとだけ変えた、まるで年末特番ドラマの忠臣蔵のような感じと言えばイメージしやすいでしょうか(笑)
とにかく全体的に消化不良な一本でした。