なお

ジョン・ウィック:チャプター2のなおのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「ジョン・ウィック」シリーズ第2作。
日本では前作から2年後に公開された続編だが、ストーリー設定上は前作からたった「5日後」の物語(!)。

もうさっさと引退して隠遁生活を送りたいジョン・ウィックと、そうはさせまいとジョンを利用する組織の思惑が複雑に絡み合う。

✏️吾輩は犬である
逃れられぬ運命、そして悲劇。

俺はただ引退したいだけなのに…
そんなジョンの心の声が漏れ聞こえてきそうなほど、巻き込まれ系アサシン、ジョン・ウィックはまたしても死地に足を踏み入れることとなる。

前作からさらにパワーアップしたガンフーはジョン・ウィックならでは。
ハンドガン一丁だけでなく銃の種類を戦況に応じて変化させ、その銃の特徴を生かしリロードしながら戦う姿はシューティングアクションゲームの主人公さながら。

テーラーで銃やスーツ一式を揃えるシーンは「キングスマン」にも感じた「表社会」と「裏社会」の狭間を見ているようなワクワク感たっぷり。

本作ではジョンの戦闘の舞台となる舞台そのものにも趣向がこらしてあり、視覚的に飽きず目に楽しい。
ズンズンと重低音が鳴り響くステージや、暗闇の中での戦いを強いられる遺跡、そして鑑賞中思わず「これ戦いづらそうだな~~」とこぼしてしまった鏡が張り巡らされた部屋などなど。

また本作から、その強すぎる殺しの能力ゆえに様々な組織や人物から疎まれ、敵の数は指数関数的に増加していく。
最後には自らが所属していた「コンチネンタル」まで敵となってしまう…

我々が気づいていないだけで、実は「殺し屋」って身近にいるものなのかも…
そう思わせる演出の数々、そしてその演出が次作に繋がる内容となっているのは実にお見事。

☑️まとめ
「コンチネンタル」の後ろ盾を得られなくなったジョンが世界中の殺し屋を敵に回し、次作以降どのような活躍を見せるのか?
そんな期待を膨らませてくれる見事な「チャプター2」。

物語とは全然関係ないけれど、ジョンが新たに飼い始めたあのワンちゃん、ピットブルという犬種なんですね。お利口そうでとてもカワイイ。
あとは早く名前つけてあげてくれ…

<作品スコア>
😂笑 い:★★★☆☆
😲驚 き:★★★★★
🥲感 動:★★★☆☆
📖物 語:★★★★☆
🏃‍♂️テンポ:★★★★☆

🎬2023年鑑賞数:73(35)
※カッコ内は劇場鑑賞数
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