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ジョン・ウィック:チャプター2のVigocultureのレビュー・感想・評価

4.2
2作目のお手本!!
これは見事!!!

ラストシーンの壮大なフリを2時間見せられる感じ。

この道で、通路で、駅で、階段で、街中のあんな人やこんな人が実はみんな殺し屋だったら?
こんなことさせたらかっこいいんじゃない?が全部形になってる妄想実写化映像。

派手なアクションの連続の中にある十分な間を持たせた殺し愛。

粋に溢れた映画。

とこぞの小気味いいジョークで小粋さ狙った007崩れのクソスベりスパイ映画と違って粋なんですよ。


冒頭10分のアクションでなぜ銃を使わないんだとツッコせておいて、途中で10分間、ゲームのようにひたすら暗闇での銃撃戦を見せる。

それに飽きた頃に
1時間時点から一気に物語を拡大させるのがいい。

市街地というリアルな舞台装置を使いながら繰り広げられる「カッコいいでしょ」映像も抜群にカッコいい。

ドル箱とわかればここまで設定膨らませて作り続けられる形にするのかと感心。

コンチネンタルが世界中にある→世界中で仕事をしてきた過去があり、世界中に仲間と敵がいて、世界中どこを舞台にしても物語を組み立てられる。

007よりも荒唐無稽さのないギトギトした無骨な殺し屋ものというテイスト、
続々出てくる敵キャラ、
キアヌすげぇってなるほど総合格闘技多用したアクション。

これだけありふれたアクション映画の中で次回作以降も期待できるルーティンを作り上げたの本当すごい。

地下鉄のシーンでマトリックスまた観たくなった。


最後の展開、めちゃくちゃシビれる。
ヤバイヤバイこれはヤバイ!
という気持ちで次回作以降を期待させる。
最後は主人公走らせといたらええねんだいたいのものは。
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