恋愛を、どろどろと描くもみずみずしく描くも両方とも正だと思うんですが、青春時代・BLというジャンル縛りでみずみずしく描いた作品の名作といえばコレなのでは？と思うほどの名作を、映像化して名作にした、名作中の名作だと思ってしまう名作です。（まぁ、他を知らないので勝手な評価です。）
このあと、「卒業生」へと続くんですが、そこも映画化して欲しかったような、でもこれで終わって良かったような、複雑な気持ちになってしまう。とはいえ２度目の夏が最高の余韻を醸しているので、やっぱりこれで良かったんだと思ってます。あとは、原作を読んだ人の中で、音声をつけて再生したら良いのだと。
レモンイエローのリボンは２人の赤い糸。
キリンのNUDAは初恋の弾ける炭酸の味。
いいじゃない、これくらいの時が恋愛は最高。
その最高を、別に同性じゃなくてもいいんだけど、彼らのシチュエーションで、この設定なのが特別に輝く気がする。
ほぼ、原作を見た時と同じ気持ちで映像を見られるというのは得難い体験だと思うので、見て、ホントに良かったです。
