Ginny

ハドソン川の奇跡のGinnyのレビュー・感想・評価

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)
4.0
良かったー。
クリントイーストウッド監督どーなってんの?
打率良すぎない?という感じ。

飛行機不時着水事故を描いたものですが、暑苦しく美談に盛り上げるのではなく淡々と、それでいて隙のない描き方で終始惹きつけられました。
155名全員が無事だったのに、なぜそんな事故調査をするのか、乗客を危険に晒したと言っても、助かってるじゃないか、と前半では思っていましたが、後半、事故後の避難シーンを見て、胸が締め付けられました。
不時着水した後で、機内へ川の水がどんどん入り込んできて、極寒の川へ着の身着のまま投げ出される恐怖、混乱。
恐ろしかったです。飛行機ノレナイヨー(´;ω;`)状態。
救助後の「I love you.」「I love you too.」に( ;∀;)。
家族愛( ;∀;)( ;∀;)

でも、泣くのは耐えに耐えたのですが、公聴会を終えて、
ダパー( ;∀;)

コレ!と言葉で簡潔に限定して指して表現できないのですが、
泣くぞスイッチをクリントイーストウッドは押してくる。
要するに、感動、要するに心がmovingですよ。
これだから映画ってやめられないよね。

人と人とのドラマは、いろんな感情が渦巻いて、たくさんの人の思惑も絡んで、一筋縄ではいかない。誰かのどこかの黒い感情や思考に引きずり込まれて堕ちていってしまいそうになる心を、誰かの強さが、顔を上げることを思い出させてくれて、勇気づけられる。
そんな映画でした。
Ginny

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