マーブル

映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生のマーブルのレビュー・感想・評価

4.0
久しぶりに映画鑑賞。しかも、レディースデーということで「ルーム」に加えて2本目。

日本誕生をやると知った時、絶対見に行かなきゃと心に決めていました。と言いつつ、1989年公開の作品は、何度か見たはずなのにあまり内容を覚えていないので、ゼロベースの状態で鑑賞。

ドラえもんの映画はやはり開始10分でワクワクさせてくれます。「ドラえもーーん!」からのオープニングテーマ。今から、始まるんだなと気分が高まります。(でも、もう自分の馴染みのある「チャラチャチャララ、チャラチャチャララ〜」、のほうじゃないんですね。←むしろ、今更何をですが)

今回の発端は、子供時代あるあるな“家出”から始まるのですが、そこも大人になった自分をワクワクさせてくれます。「私有地」という概念を教えさせてくれるとこは、リアルでしたが。

のび太たちがそれぞれ大臣になり、ドラえもんの道具を使って“国”を作るのは見ていて楽しいですね〜。あの割ったらご飯が出てくる野菜、子供の時同様にテンション上がります。

そして今回も、のび太とジャイアンの優しさ。友達想いな面が際立ってました。

のび太の自分が作り育てたペットたちへの親心と愛情。ククルを助けたいと思う使命感。

そして、雪山で遭難したのび太を助けにいち早く走り出そうとするジャイアン。

また、ククルが両親と再会した時に「おれ、こういうの弱いんだあ〜」と泣くジャイアン。こういうところも、いい!

だから、「ドラえもん」は好きです。

あと、今回の敵であるギガゾンビ。悪役なのにめっちゃカッコよかったです。特に、声が!
ドラえもんと対峙するシーン、ちょっと周りの絵的にSWっぽいなあとか思ったり(笑)カイロレンとハンソロみたく、あそこまでキビキビしたものではありませんでしたが。

この映画のラストでは、ドラえもんの道具でも未来人であるギガゾンビの武器でも敵わないもの。それは、仲間と共に戦うことだったり人の知恵だったり。

最後のドラえもんの「偽物の歴史が本物の歴史に勝てるわけはないんだあああ」と絶叫するとこ、カッコよかった。あれが、全て。

最後はまた泣かせられました。
のび太とペットたちの別れ。
ほんと、のび太は優しいダメな奴です。

あと、帰宅したのび太と待っていたママとのやりとりも和みます。

始まりから終わりまで興奮させられ、感動した映画でした。ドラえもんっていいな。大好きです。

※ドラえもんの映画って伏線がうまく出来てるなあと思います。0点の答案があそこで出てくるとは!

※ドラミちゃんが出てきたのも嬉しかったけど、声が違う!と思ったらこちらも変わったのですね。

※しかし、ドラえもんの道具はアイディア満載ですね。結婚してくれ、ドラえもーん!
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