めんたいこ

マザーハウス 恐怖の使者のめんたいこのレビュー・感想・評価

マザーハウス 恐怖の使者(2013年製作の映画)
3.5
着眼点はよい。そしてミスディレクションも効いている。練られた脚本にも賞賛を贈る。だがしかし。

1時間40分の映画のうち、前半1時間(驚異の6割)がものすごくつまらない。これは痛い。いくら伏線をばらまくためとはいえ、そこは映画的な緩急で乗り切ってほしかった。

またこれが大きく減点のポイントなのだけれど、この映画の怖さというのは基本的に大きい音で驚かすベロベロバーのみしかない。何度もいうがびっくりする=こわいではないんですよ。そこを勘違いしてはいけない。

本作の魅力は本質的にホラーではないのだから、ぜんぜん違う魅せ方にしてしまっても良かったのでは。と思う。

またネタバレにならないようにボカすけれど、もっと前から気づけよパパ。流れ的にその他の条件も知ってたわけじゃんよ。

あと主人公が控えめに言って外道。いっぺん神父さんに説教されたほうが良い。

総評としてはもっといい点数だったんだけれども、大きな音がするたび減点していったらこの評価に落ち着いた。

もしご興味があるなら予備知識ゼロかつ前半のつまらなさは覚悟の上で見るといい。Amazonレビューも、ネットの評判も、どんな映画に似ているかもググらないでGO!がオススメです!