takanoひねもすのたり

マーダー・パーティーのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

マーダー・パーティー(2007年製作の映画)
2.5
ハロウィンに「マーダー・パーティ」と書かれた招待状を拾った主人公。ダン箱で騎士の扮装し、パウンドケーキを手土産にうきうきとパーティ会場へ赴くが、そこでとんだ目に合うスプラッターホラー。
「ブルー・リベンジ」の監督のデビュー作。
(↑のメーコン・ブレアも登場してた)

ホラーだけど「現代アートだなんだと言ってる表現者カブレなんかクソだ!」というアートdis作品。いやそれとも自虐ネタ?

オープニングは7.80年代ホラーっぽい雰囲気で掴みは良かった、音楽のセンスも好み。
主人公がパーティ会場に到着すると、そこにいたのはハロウィンコスの男女数名…だけど床にはビニールシート、斧、バットなど何か場違いな物が散乱。
実はそこにいた面々はスナッフビデオを撮影してアート系の助成金を得るために集まっていた仲間。「いらっしゃい犠牲者さん!君を今から殺すよ!それをアートにするからね!」と宣告されて訳が分からず呆然となる主人公。
こっちも訳が分からない 笑

前半から中盤は、ほとんど場が変わらないし、仲間内で口論している場面ばかりなので中弛みしてややダルい。
後半になってようやく主人公が脱出を試みたり「気持ち悪い〜」と叫びつつ電ノコで相手を切断したりといったハイライトが。

アートを皮肉ってるイキり具合よ良し 笑
ただ作品はうんまあ…なんというか…という具合でした。