zhenli13

セイント・クララのzhenli13のレビュー・感想・評価

セイント・クララ(1996年製作の映画)
3.7
公開当時から好き。
大人たちが厨二なところも好き。

クララ役の少女はぷくぷくのほっぺと唇、まだ子供そのもののような骨格に、碧の眼と低い声のギャップが魅力。恋人役の少年、その相棒の男の子、少年みたいな女の子。10代前半の彼らがみんなとても綺麗。今はもうアラフォーか…

クララとその家族がロシアからの移民という要素も惹かれる。ペレストロイカ直前のソ連映画の薫りがある。イスラエルとロシアの距離感もなんとなくわかる。
この一家が出てくる場面が好き。スリップドレスに毛皮を着て、ソファにもたれて何もしないクララの母が出てくるところが好き。
ピンク色で強烈に甘そうなケーキを、クララの父がシャッと切り分け、皆手づかみで食べるところが好き。そのケーキがやたらでっかくて。
zhenli13

zhenli13