zhenli13

おかしなドラマのzhenli13のレビュー・感想・評価

おかしなドラマ(1937年製作の映画)
3.7
嘘に嘘を重ねたら一人は殺人犯にされ一人は殺されたことにされてしまう。報道に踊らされる群衆は私刑に沸き立つ。本人らが出てきても誰も本人とは思わない、という脚本がよく出来ているスラップスティック喜劇で、皆早口でまくし立ててるのは面白いんだけど毒があるような無いようなやや単調な感じを受けたのは演出が合ってないのかな。植物学者で覆面作家役のミシェル・シモンを期待して観たのだけど彼じゃなきゃいけない役でもないような気がした。覆面作家を一方的に恨んで殺害予告をする男(ジャン=ルイ・バローに似てるなぁと思ったら本人だった。『天井桟敷の人々』の道化役の印象が強いけどサッシャ・ギトリ作品にも出てたんだった)もサイコな面白味が薄いというか。そして貫禄たっぷりなミシェル・シモンの妻役フランソワーズ・ロゼーがなぜかモテモテなのは…使用人役のNadine Vogel(ナディーヌ・ヴォージェル?)という役者は大変可愛らしかった。
大量に置かれた牛乳瓶、何度も呼び出されるロンドン警視庁、いつも傾いている肖像画など小ネタはよかった。
ジャン・マレーがチョイ役で出てたらしい。
zhenli13

zhenli13