ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫るの作品情報・感想・評価

「ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る」に投稿された感想・評価

Ichi

Ichiの感想・評価

4.0
八木監督 ロンドンにて最優秀監督賞受賞おめでとうございます。

シーシェパードという偽善の皮を被ったテロリストに映画という表現で戦いに挑む表現者は稀有だと思います。

反捕鯨団体の背後をえぐり、日本の伝統や敗戦国として苦汁を舐めさせられ続ける戦後史、そして現在の日本政府の怠慢や民族性にまで言及されていて見応えあり。
草食主義者どもの水銀デマや手前勝手な理屈には吐き気がした。ほとんど民俗差別と言ってよい。このような伝統文化を正義面して侵略してくる奴等にははっきりとNoを突き付けなければならない。
いやあ、痛快、痛快。『ザ・コーヴ』の問題提議から論理展開まで全否定ですよ。感心したのは『ザ・コーブ』のように扇情的なギミックは一切使わず、冷静に淡々と事実を積み重ねて再検証して反論していること。

“お前らジュゴンを大量に殺して喰ってるやんけ。そんで何を偉そうに言えるの?”(太地町町長)

“実際にあの映画はウソだ。危険な隠し撮りをしたような演出をしているが、それもウソだ。オーストラリアの解体場で牛が処理されるのを撮影するのと変わらない”(映像作家のサイモン・ワーン)

“アメリカだってイギリスだってオランダだって第二次世界大戦後まで国営で捕鯨をやっていたんだ。その時、クジラは賢くなかったのか?”(元捕鯨師の砲手)

まったく笑っちゃうね。そんでね、途中でこの反捕鯨運動ってのは環境問題のように見せているけれど、本当はただの環境テロビジネスだってのがバレちゃうんだね。2011年、シーシェパードが集めた金額は450万ドル。そのメインの資金提供者はホワイトハウスとハリウッドということまで暴いてる。私ね、個人的に絶対許せないのはピアース・ブロスナンなんですよ。たばこLARKの日本向けCMで多額のギャラを貰ってだよ、そんでせっせとシーシェパードに献金して反日運動やってんだから。本当にクソ野郎ですよ。

それでね、話を戻すと最終的な真犯人に当たっちゃう訳だ。捕鯨問題はベトナム戦争の批判をかわすため、1971年にアメリカの圧力で国連事務局長の職権で決まったこと、という所にね。

“多くの日本人は数十年間知らなかったのだ。自国の利益のため、アメリカが日本をスケープゴートにしたことを。環境問題やクジラの数ではなく、ベトナム戦争の批判から逃れるために日本は利用されてしまったのだ”

で、未だに原爆は日本に戦争をやめさせるために必要だった、という人殺しの言い訳を信じたい欧米豪のメディアやハリウッドの白人が、この反日キャンペーンに乗っかったということな訳です。

一点の曇りもなくすべてクリアー。これですっきりですよ。でね、その後にこれまた嫌な景色が見えてくるのよ。いつものメンバーが。要はね、水産庁は何もやってなかったんだよ。抗議も、広報もね。それから、この『ビハインド・ザ・コーヴ』はイギリスで監督賞をとったんだけど、朝日、毎日、日経は一切報道せず。日本の公開前に公式HPにサーバー攻撃されているのにも拘らずだよ? 日本で何か問題があると必ず行き着く所はいつも一緒。そろそろ、こいつらをなんとかしないとマズいよね、本当に。。。
横山

横山の感想・評価

1.0
課題

映画としてまじでクオリティ低すぎる、その辺のYouTuberのほうがよっぽど立派だよ

何が言いたいのかもよく分からないし、インタビューずっとピントずれてるし、こいつただのアホ
うーん、微妙!

そもそもこれを八木さんって人が作らなきゃいけないのもしっくりこないし、
映画同士でやりあってもなんもならんし、原爆とベトナム戦争の話まで持ってくべき映画ではなかった気がする
思っていたのと違った!
り

りの感想・評価

3.0
コーヴをみたあとにみた

どっちの意見も聞けていいなとおもうけど、やっぱどこでもマスコミは信用ならんのかなあという気持ちになる(?)

最終的には食文化は場所によって違うんだし、なんで?と思うことがあってもそれを一方的に否定してはいけないんだよな
Haruka

Harukaの感想・評価

3.0
ザ・コーヴを見る前に見ました。相当問題作だったんだなとひしひしと感じました、ではザ・コーヴ見てきます。
K2

K2の感想・評価

-
捕鯨に対しては、一個人として、文化的価値保護の面で(制限は必要だと思うものの)ありと考える立場。ちなみに、ザ・コーヴは未鑑賞。以下、無駄に長い雑感メモ。


①学者の言う、多神教と一神教の対立という視点は面白いな。ただ、日本が多様な価値観を持っているという印象を受けたが、事実そんなことはないだろう。どこの国・時代でも同じかもしれんが、村文化の古い価値観は残っている。
②とどのつまり、この映画は、何が正しいか悪いかではなく、自他を問わない問題解決において、相手の考えや背景、手法を自分たちが知るところから始めるアプローチに関する知識を取り入れるツールとして用いればいいのかね。
なんつーか、訴求のポイントが明確ではないからか、あまり完成度の高い映画とは言えない。プロパガンダだとしたら、クオリティが低すぎる。たとえば東京の子供たちに尋ねて「鯨うまい」だとか「漁業守る」とか言わんでしょ。実際、鯨って独特の臭みありますし、好き嫌い分かれると思うけど。ビジュアルのコピー煽りもしょうもない。
③ドキュメンタリー、ジャーナリズム、プロパガンダ、メディアなどについて考える良い機会になった 。特にジャーナリズム、メディアに関しては日本でも騒がれているが、他国でも似たようなもんか。インターネットがインフラと化した時代に適応するのは思いのほか難しい。
④結局、人を動かすのは感情の演出なのかね。フィルターの怖さ。
⑤出てくる人たち一人一人の話の意図は理解できるし、悪い人じゃないんだろうけど、集団心理なのかね。それを(自覚的にしろそうでないにせよ)巧みに操る人がいるのか。
⑥登場する人々が歴史や個人のエピソードを不必要に持ち出しすぎて、話を大きくしている印象。結局やってることは、感情操作でコーヴと同じよね。アンチテーゼとしてあえてやってんのかもしれんが。
矛盾と思惑が絡み合った中で、過去を持ち出しても、結論が見えない不毛な議論が続き、生産性がまるでないんだなと。
⑦ナレーションに外国人を使う意味は?この映画において、日本人が英語でナレーションしないと、意味なくない?
⑧正義ってホンマにムズいよなあ。そもそもそれを問うこと自体に意味が無くなりつつあるんやから。
⑨和歌山県の公式見解として、様々な角度(これまでに数えきれない質問を受けてきたんだろう)から返答しているのには好感が持てるが、ここまでフォーカスされているのであれば県ではなく太地町としての表明が必要な気はする。
tomy

tomyの感想・評価

2.5
意欲は、感じる。
伝える技術は、とても大切だと思う。
アメリカのベトナム戦争にイメージ悪化のスケープゴートとして、日本の捕鯨が使われたところをもっとメインにした方が良かったのでは。
関係があまり無いようなところが多く、かえってプロバガンダぽくなってしまう感じのところがあり、もったいない。
ShunArai

ShunAraiの感想・評価

4.0
捕鯨問題は層をなして複雑だからどこから切り取るかが難しいが、本作品はそれを逆手に視点を多様に組み合わせたことで、The Coveの限定的な視点と対極的で細部が際立っているように感じた。
技術はもう一つで演出力は弱いが真摯な態度は好印象。ワシントン活動家、原爆とのからみは無い方が落ち着いた。