新海誠監督作品？
ふーん、あのナルシスト丸出しのやつね。
しかもラッドリンプス？
うわー、無理無理！！痛い痛い！
なんて
思っていたのに、いつの間にかすっかり夢中で、しかも涙が止まらなくなりました。
舐めていた、すいません。本当に感動してた。
ここ最近のラッドリンプスが高品質なことは分かりながら溢れる自己愛に耐え切れなかったのに、この作品ではただエモーションを高めてくことに貢献していました。
いやはや、ひたすらエモい。
エンドロールまでのそれは、流石にやりすぎかとは思ったけれど。
前情報から受ける印象が軽かったので、話転がり方に唖然呆然。その落差にクラクラと。
時間軸を曲げる前までの、
結局すれ違ってく2人が一瞬だけ出会うところまではもう最高に素晴らしいし、
リメイク版"転校生 さよならあなた"の大好きな部分だけでできているような至極の映画体験で、笑顔でポカンとしながら震えてしまって(ヤバイおじさん)。
願わくばそのまま終わって欲しかったのですが、物語としては美しい。
そりゃ、途中で終わった方が好きだけど。
おなじように見終えて予想外の感動に震えてた"桐島"を一人貸し切りで見たのとおなじシネコンで、レイトショーが八割埋まってて、鑑賞後に感動が堪えきれないため息があちこちから漏れてるなんて、それだけでよいモノ見た気がするんです。
