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君の名は。のYASUUのレビュー・感想・評価

君の名は。(2016年製作の映画)
4.0
今週の土曜、『超高速!参勤交代 リターンズ』『君の名は。』『スーサイド・スクワッド』の3本を続けて鑑賞してきました。
時代劇、アニメ、ハリウッド製SFのそれぞれジャンルが全く異なる作品です。
3作品とも面白い作品でしたが、3作品の中では『君の名は。』が一番面白かったですね。

監督は新海誠氏。
今までの公開アニメ作品は
ほしのこえ (2002年2月2日公開)
雲のむこう、約束の場所 (2004年11月20日公開)
秒速5センチメートル (2007年3月3日公開)
星を追う子ども (2011年5月7日公開)
言の葉の庭 (2013年5月31日公開)
で新海ワールドと称される美しい風景描写が特徴。
少年、少女を主人公とし、思春期の不安定な心象を緻密に表現しています。

僕は初め、『君の名は。』は高校生の男女の意識が睡眠というタイミングで入れ替わるという、かつて大林宣彦監督が『転校生』で描いたものと同じような内容の作品だと思って観ていました。
しかし、途中から予想外の展開になり、僕は新たな新海ワールドに引き込まれてしまったのです。

ただの恋愛ドラマではなく、君への想いのために、時空を超えてしまう壮大なファタジーです。
-過去を変えることができるのか?-
本作はタイムリープを題材としたSFファンタジーです。

タイムリープして、過去をやり直すという作品には、2005年に公開された『バタフライエフェクト』がありますが、ラストはふたりが結ばれることがない物悲しいものでしたが、本作のラストはハッピーエンド。思わず涙がこぼれます。
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