しゃおりん

君の名は。のしゃおりんのレビュー・感想・評価

君の名は。(2016年製作の映画)
4.5
きゃーっ観ちゃった!
先輩が新海誠の作品を題材に卒論を書くとのことで、ゼミの中で空前の君の名はブームとなり、遅ればせながら私も視聴です。
正直、ただの流行りだろうとかなり期待値低かったのだけれど、なんだ、すごくいいじゃないですか〜〜〜。
というのも、ゼミでライプニッツという思想家の「モナド」なる概念を解ろうと四苦八苦していたのが、本作を観ることでだいぶすっきりできた気が、します・・・。
組紐が、時間の流れって言われていたのが本当にその通りだと思って、時が組紐の中に織り込まれているんだね。瀧くんが糸守町の御神体の中で見た三葉の回想がすごく沁みました。
夢の中の出来事って、どんなに覚えておきたいことでも一瞬のうちに頭をすり抜けていってしまって、三葉と瀧くんがお互いの名前を思い出せないところがすごく締め付けられた。
いい涙を流したな〜って感じ。