Linla

何者のLinlaのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
3.4
何者、、、かー
自分は彼らのように
リクルートスーツ来て就活って
経験無いのだけど
外に出れば毎日必ず見かける
就活生。
みんな同じ格好して、
髪の毛も黒くして、
自分をアピールするはずが
見かけは同じくする。
っていうか、
させる日本の企業って、、、と
思ったりしてしまう。
うっすら大変そうと思ってたが
この作品でも、それは切実に
見てとれる。

しかし
設定は就活ではあるけれど
これは他者との関わり合いでの
“自分”を描いてるのかと。

友人や仲間としてだった関係。
いつの間にか、それが
友人や仲間の顔をしてみせてる心の変化に自身が気づかない。

自分が肯定され期待され
会社に求められる→採用。
まさに勝ち組の気分に
なってしまうのだろうし、
それを目の当たりにする者は
なぜ自分はダメなんだろうと
劣等感も感じてしまうだろう。

5人のそれぞれの感情が
ああいうカタチでしか
行き場が無い、、、、

ラストに向かっての
静かに急き立てる描写が壮絶。

これはー
色んな世代や人間関係の縮図、
なのかもしれない。こわ。
Linla

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