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座頭市地獄旅のhummingbirdのレビュー・感想・評価

座頭市地獄旅(1965年製作の映画)
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三隅研次はやっぱりすごい。大胆なアップ、やや引いた場面、長めの場面、カット割を取り混ぜたメリハリと、画面の変化の面白さ。アップを連続させてスリリングに見せたり。

特に素晴らしいのが立ち回り。1人との対決はほぼワンカットで、勝新の体の動きで見せていて、とてもうまい。

長回しはメリハリのために入れているのか、かなりシンプル。岩崎加根子さんは舞台仕込みの演技で、それをすごく見せる場面にしている。

本作の脚本は伊藤大輔だけど、彼の「下郎の首」と話が一部似ていた。

2020/11/14「没後30年 大映の成田三樹夫」
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劇場に3人の家族連れらしい人が来ていて、一列目の真ん中で並んで見ていたのになんか和んだ。

「映画は大映、ヴェーラも大映」@シネマヴェーラ渋谷
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