座頭市地獄旅の作品情報・感想・評価

座頭市地獄旅1965年製作の映画)

製作国:

上映時間:87分

ジャンル:

3.8

「座頭市地獄旅」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

 船の上で相変わらず丁半博奕で金を巻き上げる座頭市。その恨みからヤクザに因縁をつけられつつ、将棋が上手い浪人と出会う。大道芸をしながら「強い相手と戦いたい」と言うニヒルな浪人のカッコよさ。
 ヤクザの襲撃で、たまたますれ違う親子が怪我をしてしまい、自分のせいだと親子の世話をする座頭市。そこに敵討ちをしようとしている兄妹と出会って……。
 
 何と言っても、カタキ役の浪人の成田三樹夫さんがカッコよくて。座頭市と将棋盤を使わずに将棋を指していくカッコよさったらないです。
 その分、中盤から話は温泉宿で親子との関係。そこで出会う敵討ちの兄と妹のくだり。ここから話が停滞してチト退屈でした。

 敵討ちが狙う男はその成田三樹夫さんの浪人で、活躍の場も特になくその兄妹の前にあっけなく終わってしまうのが不完全燃焼でした。
 座頭市に恋する女性、父親を将棋好きの浪人に斬られた子どもたちの敵討ち、浪人と座頭市の交流。3つのストーリーが展開していくのに、どれもイマイチ有機的に絡み合わずチグハグな印象の映画でした。

 子どものために薬を買ってくるけど、帰り道に襲われて盲目ゆえに薬を落としてしまって、探してもわからない。けど見ている観客にはその場所がわかっているという悲しさなんかはよかったです。
 浪人との友情。そこからの激闘死闘が見たかった映画でした。
KAzKI

KAzKIの感想・評価

4.2
音楽が伊福部昭だとは知らなかった。

序盤から "渡る世間に鬼はない"


ただ最後の殺陣シーンで切った相手が画面上で上向きになるのは際どいところだな。。。

まぁでもさすが勝新太郎といったところか。
楽しめた。
shibamike

shibamikeの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

柴三毛「何でこの人、盲なのに人斬るの上手なん?」

普段、仮面ライダー、ウルトラマン、ドラゴンボール、その他色々なヒーローものを見ても「何で変身できるん?何でかめはめ波撃てるん?」と思ったことはただの一度もない自分であるが、この座頭市の剣豪ぶりには強烈な疑問が沸き上がった。

「作り話だから!」というのにしても気になる。と思っていたら、終盤に敵の一味が丁寧に解説をしてくれる。
「落ち着け!ヤツは居合いの達人だ!こちらから切りかからない限り向こうは動けねえ!」
はー、なるほどー、と結局よくわからないが、なんとなく得心し、自分の冒頭の疑問はドライアイスのようにシュワシュワと消失した。
根拠のある凄腕剣豪、素敵である。
シリーズ初回とかで説明あったのであらう。

初めて座頭市シリーズを鑑賞。シリーズ12本目という本作。小気味良いテンポと胸のすく勧善懲悪で、大変楽しく鑑賞できた。
面白かったのであるが、何となくテレビ番組の2時間時代劇な感を感じてしまったりもした。将棋で殺人というところとか。

勝新太郎の映画を観たのも初めてであったが、人間を無理矢理ブルドッグにしたようなというか、ブルドッグを無理矢理人間にしたような人に見えた。でも茶目っ気あって可愛いらしい人ね。

座頭市と成田三樹夫が刹那に斬り合うシーンや障子越しに殺意をバチバチさせる所はオシッコ漏らすほどカッコ良かった。パンパース履いてて良かった。
短い時間の中にストーリーを詰め込みすぎた印象はあるけど、その全てを一瞬で終わらせてしまうクライマックスが良かった。三隅研次っぽい、黒の多いカッコいい映像も見られたので大満足。
劇場に3人の家族連れらしい人が来ていて、一列目の真ん中で並んで見ていたのになんか和んだ。

「映画は大映、ヴェーラも大映」@シネマヴェーラ渋谷
tarouman

taroumanの感想・評価

3.0
シネマヴェーラ渋谷
筋をうまく拾って複層的なお話を飽きさせずに繋ぐ。
勝新の演技はいつ観てもすんごいのだが、市のあまりの超人ぶりが好みの分かれるところ。
箱根の温泉が舞台で入浴シーンもふんだんなのだが、いかんせん勝新とか成田三樹夫ばかりでお色気カットをついつい期待するなど不埒なことを考えていたのはここだけの話。
任侠少な目人情多め。見所はなんと言っても初時代劇の成田三樹夫。若い!カッコいい!また役所が将棋好きの浪人で珍しい。そのくせ世話焼きでフランクでいい奴。完全に二枚目だ!殺陣は今一。だからお公家さまになっちゃったのかなあ?居合いのコマ抜きなど多少気になるところはあるものの、三隅の演出は分かりやすくカッコいい。おどろは控えめで子供もいける。
勝新太郎 お馴染み「座頭市」シリーズの12作目 1965年作品

旅する座頭市と命を狙う渡世人たちとの争いに巻き込まれ、ケガをしてしまった通りすがりの子供
このケガで破傷風になってしまったこの子供を助けようと
座頭市はイカサマ博打で5両の金を工面しようとしますが・・・

後半は、親の敵討ちを探し旅をする兄妹侍が登場し物語を引っ張っていきますが、少し展開がもたついてきます。
将棋好きな浪人の正体
けがをした子供の母親の素性と座頭市への思い等々
芝居としての見どころもあるのですが
何だか後半は映画のトーンが変わってしまったようで、前半面白かった分少し残念な作品でした。

将棋好きな浪人を演じられた成田三樹夫さん
「仁義なき戦い」の松永・・・見事な存在感で脇をガッチリ固めます。
「柳生一族の陰謀」の凄腕のお公家様・・・インパクト抜群!
「宇宙からのメッセージ」ガバナス星人・・・やってくれました(笑)これは最高!
「野生の証明」のやくざ・・・あじさわ~若をかえしてくれ~
TV「探偵物語」の刑事・・・工藤ちゃ~ん!

学生時代には友人たちとよくこれらのセリフをものまねしたりしたものです(笑)

90年に若く55歳で亡くなられてしまい、当時とても残念でした。
凄みのある眼でモロ悪役という顔つきでしたが、コミカルな役も器用にこなされていてどこか憎めない魅力的な俳優
成田三樹夫さん 私にとって忘れられない昭和の大俳優の一人です。
三隅研次の座頭市観ようと思ったら、前からの続きのだったらしく話はよくわからなかった。でもまあまあ面白く観れた。編集の力だろか。
ネット

ネットの感想・評価

3.5
障子越しの斬るか斬らないかの緊張感がめちゃかっこいい!森の撮り方はいかにも三隅研次。
しかし、殺陣は思いのほかアッサリとしている。

非常に薄め(としか言いようがない)のヒロインが良い。触覚のフェティシズムとアップで映るほくろ。歯型をつけるという官能性。
仇討ちの相手を探す男装女性もかっこいい。
おかつ

おかつの感想・評価

5.0
成田三樹夫のダイナバイトボディ(?)が拝める素晴らしき本作!
ありがとう永田ラッパ!ありがとう大映!
大映万歳!裸が出るので問答無用の500万点!!!