Pnori

パラドクスのPnoriのネタバレレビュー・内容・結末

パラドクス(2014年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

早送り、もしくは2倍速をしたいくらい非常に退屈な映画。

監督に癖がありすぎるので、ハマる人はハマるけどタイパを求める人は観ちゃいけない作品。

まあ自分を含め、大多数がジャケット詐欺に騙されたクチであろうと思うので、少々大きい声で倍速推奨!と言ってもいいかなと。

ループ物によくあるパターンではあるけれど、どういうギミックでオチをつけてくれるのかという楽しみもあるので、全てが時間の無駄いうわけでもないのがちょっと困る。

巧みに伏線を張って「見事にスッキリ」か「??」で終わるかを観てみたいと思わせる熱量は感じたし、ループにハマってしまった後の排他的な雰囲気はなかなかヘビー。
本能のみでただただ生きるだけの醜態を晒す姿は衝撃的。その表現に妥協は一切無い。

でもやっぱりこういう作品は始まってしまえば後はどう落とすのかが全て。
結末の謎解きまでが本当に長くてダルい。おまけに見苦しい姿を延々と見せられているのだから余計に辛い。

オチは全く読めなかった。
ただ「誰が何のために」の部分が抽象的すぎて当然スッキリしない。
不条理は不条理のまま、運命だから逆らえないのだ!で終わる。

やっぱり観終わっても重要シーン以外は倍速でもいいかなと…。
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