takanoひねもすのたり

パラドクスのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

パラドクス(2014年製作の映画)
3.0
パケ詐欺(本当に出てこなかった)

2作目「ダークレイン」で、もじゃヒゲ地獄を描いたイサーク・エズバン監督。
なんとなく1作目を観てみようかと。
あららやっぱりヘンな世界を描いてました。
1F〜9F無限ループ非常階段&荒野の真ん中無限ループ道路。

エッシャー「相対性」が作中で出てきたので、ぐるぐるループしている話なんだろうと。
つまり出口が無い。
で「相対性」は確か4つの並行世界…だった気がするので(ものすごく曖昧な記憶)非常階段、道路、ホテル、河の上の筏の4世界でぐるぐる回ってる話なのでは…と解釈したけど、頭ひん曲りそう 笑

老い、セックス、排泄、不潔の描写がなかなか強烈でした。(ペットボトルにう○こをってかなりのテクニックが要りそう…)
食事問題も付随する排泄問題もご都合主義に見えないよう、うまく処理してると思った。

サンドラ(ナイルレイ・ノーヴァインド)ママのヒステリーが恐ろしや「夢よ夢よ夢よ(ヘドバン)きぃーーーーー何故覚めないのぉおおおおおお!」お顔も怖い。

「忍耐」「無限∞」「35年」うわぁ生き地獄。ただ実はオリバーが分岐かもと思いました。
彼だけ手段(銃)があったし。
その場合でもバッドエンドですが。

面白くない訳ではなかったのですが、なんというか終始脳みそが疲れる作品でした 笑