ナット・キング・コールの歌(というか声)とアンジー・ディッキンスン(どうしても彼女とバート・バカラックが夫婦だったことがあるというのが私にはずうっと信じられないのだが)のおみ足がデフォルトで、という企画映画なんでしょうね。
にしても、「謎の中国人」リー、ヴァン・グリーフも併せて、またとない絶妙なキャスティングかと。
ジーン・バリーについてはコロンボのパイロット版『殺人処方箋』ぐらいしか思い浮かばないけど、フラーの『四十挺の拳銃』には出てるんですよね、見てみたい。
コンスタンス・パワーズにしろディッキンスンにしろサミュエル・フラーはこの頃西部劇女優が好きだったのかしら? 自身はさっきの『四十挺』ぐらいしか撮ってないみたいだけど。
この映画、見るの確かに二回目なんだけど、どうしても一回目がいつだったか思い出せない。リー・ヴァン・グリーフとショーン・コネリーのメイクが頭ので混線してしまうからかも…。何はともあれ、フラーさんはとの映画も心から楽しめる。