櫻イミト

都会の放浪者の櫻イミトのレビュー・感想・評価

都会の放浪者(1966年製作の映画)
2.0
ファスビンダー監督の現存する最古の作品。21歳時の短編自主映画。原題は「Der Stadtstreicher(宿なし)」。ミュンヘンをさまよう失業男が拳銃を拾い、自殺しようとするが通りすがりの二人組に拳銃を奪われてしまう話。劇中で彼が”日本は家も森も何でも小さいどうしてなんだろ”という歌を唄うが、今作の中で何を意味しているのかはわからなかった。ブラックコメディ調の習作といった感じ。監督によれば今作は「ロメールの『獅子座』と大いに関わりがある」とのこと。主演は今作の出資者で当時の同棲相手クリストフ・ローザー。
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