67点。神様が嫌なおっさんで、その娘（主人公）が反抗して余命を人類に知らせる…とてもブラックなファンタジーコメディ映画。映像は綺麗だけど、皮肉に溢れ、物語展開の仕方とかは完全にご都合で進む（というより気にしてない）、おしゃれでフレンチっぽい一品。
台詞の喩え話はいちいち全て映像化してくれるのは大好きだし、またそのファンタジックな画づくりには見とれる。だけど、言いたいテーマが設定と一致していないというか、ただ色んな人の人生追っただけというか、結局宗教的なバックボーンの無い僕には意図が掴みきれなかったかも。
ジャコ・ヴァン・ドルマル監督の新作だったら観ねばと思ったけど、だったら前作の傑作『ミスター・ノーバディ』を再見した方がいいかなぁ、という感じ。
