このレビューはネタバレを含みます
今まで観たアイスランド映画は、雄大な自然わー!…っていうのばかりだったので、街の中の物語は新鮮だった。回転寿司とかあるんだね。
そして落武者ヘアでデブで内気でジオラマオタクの主人公は、ほんと世界のどこにでもいそうなキャラで(でもいないか、あんな好い人)、アイスランドを今までより隣に感じたり。
誰かのために一生懸命何かをすることが、世界へ踏み出す第一歩なんだろうなと思った。
映画の帰りに、「二人がハッピーエンドじゃなくてガッカリ」って話していた女の子がいたけれど、私はあの終わり方で良かったと思った。あんな風に捧げるだけではない幸せが、きっとこれからあの主人公にはやってくると思う。
長年真面目に働いてた職場でいじめられてた主人公が、好きな女の子のために臨時で入った職場でふつーに受け入れられて仲良くなるとこ、ぐっときた。一ヶ所で上手くいかなくても、別に人生終わりじゃない。河岸を変えるのも全然ありよね。