第二次世界大戦、ドイツ軍に包囲された連合軍のダンケルクからの撤退作戦を陸海空の３つの視点で描いた戦争ドラマ。
撤退を描くという戦争映画では珍しい作品。
余計なロマンス、お涙頂戴は一切なく、兵士という名の“人間”の生きたいという願いの物語。
セリフが少なく、映像とサウンドで真向からリアルに描いたといった感じで、今は助かったけど次の瞬間に生きてるかは分からないという緊張感の連続は凄まじかった。
帰ってくる兵士と、祖国で待っている人々や救出に向かった人々の心情の差が特に印象的でした。
“恐怖 強欲 運命は情け容赦ない”
兵士たちには生き残ったことを誇りに思ってほしい。
