予想していたよりも凄く良かったです。原作のコミック(?)は読んでなかったけど、その分内容を素直に受け取れたのかもしれません。
子供~高校生のキャラに不似合いな難しいセリフを言わせず、それでも誰にでもちゃんと伝わるように描かれているのが素敵でした。
この映画を観る前に、名画座でスコセッシだの遠藤周作だの、重い作品を立て続けに観て少し疲労してしまっていたのですが、この一本で優しい気分になれるとてもいい作品でした。
キャラクターでは、お母さん二人が良かったですね。
2016年は「この世界の片隅で」「君の名は。」と、話題になるアニメーション映画があって、少し影に隠れてる気がするのは残念です。
その二作との比較で言うと、音楽や歌の使い方が少し弱いかなと感じます。それ自体の善し悪しではなくて、映画の中での使われ方という意味ですが。