takanoひねもすのたり

デッド・フレンド・リクエストのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

2.9
キラキラ系リア充女子のローラ(アリシア・デブナム=ケアリー)はSNSフレンズ800人超えの人気者。そこへぼっち拗らせゴスっ娘マリーナから友達申請が来て、優しさから承認。
でもストーキングまがいの投稿とある諍いからマリーナが怖くなり友達解除、そしたら翌日彼女は自殺。それ以降ローラの周囲でおかしなことが起こり始め…SNS+オカルトなティーンズホラー。

ヒロイン、ローラはいい子なんですよ。奢ったところがなく親しみやすく慈善活動にも参加する…ただマリーナに関わったがためにネットでもリアルでも社会的にも制裁されてゆく。
ただただ気の毒で仕方ない。理不尽過ぎ。

ローラのようなヒエラルキーの頂点にいる子は800分の1の軽い感覚だったでのでしょうが、マリーナのような位置からしてみればそりゃ友達承認されたら舞い上がるよね…ってとこまでは理解可。
だけど、たかがSNSの友達解除されたくらいで命まで捨てる!?という執着には全然共感出来ないのでありました。

マリーナは、あんな素敵に個性的なアニメーションを作れるのだから、同類でお友達探せば絶対できた筈なのに…と、そこは突っ込んでも仕方ないか😅

ローラを孤立させるためマリーナはオカルト的な手法でローラのリア友を次々殺害、ゴア描写は結構エキセントリックで良かったです。
ここら辺で人間も怖い描写も入ってくる。

Facebookや他のSNSにしたって友達0になったところでそれがどうしたと思うんですが、人によっては特に学生はSNSに依る比重が大きいのかなぁ。
ひとりでもいいから私を見て!友達になって!と必死だった…と思ってはみるものの、どうしてもマリーナには共感ポイントが見つからず、相手を間違ったんだよ…としか思えませんでした😅

でもティーンズホラーとしては、ほどほどに楽しめたので及第点。