困ったちゃん

ザ・ボーイ 人形少年の館の困ったちゃんのレビュー・感想・評価

ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)
3.4
依頼されたお世話の対象ブラームス君の姿にドキリ。抱きあげる格好は交通安全教室の腹話術人形ケンちゃんさながらの大きさ。彼の薄気味悪い存在感はその後の展開を期待せずにはいられない。更に守らねばならない10のルールで強いられる緊張感。伏線は最低でも10だな…と膨らむ期待。

ところが何故か盛り上がらなかった本作品。薄い印象の美女と10のルール。溺愛両親のフェードアウトに共感不可能。終盤の実写版ブラームス君登場には絶句。もはや“君”ではなくブラームス氏。溢れんばかりの体毛に気分もフェードアウト…

薄気味悪さはよく出ていたし、こねくり回された脚本でもないので観やすさはバツグン。やや古典的でツッコみポイントに目をつぶれば普通に楽しめる作品だった。
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