阪本嘉一好子

アザー・ワン:ボブ・ウェアの数奇な物語の阪本嘉一好子のレビュー・感想・評価

4.3
ボブ・ウェアって誰? グレイトフル・デッドにいた人? 知らないなあ? デットはジェリー・ガルシアだけ知っている。 あと、トラッキングと Touch Of Grey という曲も知っている。 こんな具合でこのビデオを観た。

全くというほど興味がないし、曲もあんまり好みではなかったが、娘の好きなバンドで、彼女から聞いていた。 私は当時、米国のバンドでは、オールマン・ブラザーズ・バンドとザ・バンドという南部の
サウンドが好きだった。デッドはまるっきり泥臭くないバンド。
https://www.youtube.com/watch?v=pZPJ_VN3Iis ビル・グラハムがデッドのメンバーを紹介している。

サンフランシスコのバンドで、サイケデリックやLSDやヒッピーのイメージが強かった。ヘイト・アシュベリーでコンサートをしたらしいが、わあ。。あの通りがこれだけの人で埋まるとは。

ボブ・ウェアは里親とアサートンに住んでいたとは。里親の住まいがアサートンで、今で言うと大金持ち地域に家を構えていたと言っていい。 封建的な雰囲気の親だから、ボブにとってここは生きにくかったろう。それに、識字障害だから、読むのが遅いと言っていたね。そして、障害を抱えた生徒のいく学校に行っていたけど。当時の識字障害は今ほど学習障害として両親や学校や友達に理解してもらうのは難しかったろう。今はYouTube や聴覚教材などで、耳から学ぶことができるからいいが。でも、音楽の才能は『本を読む』ような才能とは別で、ジェリーとパロ・アルトで意気投合して、バンドで演奏するようになったのはいい。新しい人生を見出せたから。

ボブは2014年でも、演奏活動を続けている。今も? 彼の家族はサンフランシスコの北、ゴールデンゲート・ブリッジを渡った、マリン郡に住んでいると。