よーすけカサブランカス

ディスクローザ―のよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

ディスクローザ―(2013年製作の映画)
3.1
とにかく飲酒運転は駄目だと改めて強く思わせてくれる映画だった。物語のメインはその隠ぺいなのだが、警察全体の闇というよりは犯人である主人公一人の良心に寄り添ったものとなっている。隠ぺいを指示した上司はなかなかのクズっぷりだったが。勿論その上司が現場でいとも簡単に捜査を打ち切って、彼をかばえた、という事実は、そういう隠ぺいが日常的に行なわれていることを意味するだろう、とは思った。どちらかと言えば僕はそういう大きな闇の部分を観たかったので残念ではあった。
個々の場面でいえば、俯瞰のショットが多かったりするのは各人物の良心を上から審査しているようで物語に合っていた、と思う。あと隠ぺいを暴く正義漢の刑事が被害者の母と恋に落ちる筋は必要だったのかは大きな疑問。