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シング・ストリート 未来へのうたのtoshiのレビュー・感想・評価

5.0
本日ヒューマントラスト有楽町で鑑賞してまいりました。ずっと観たくて楽しみにしていた本作でございます。先週上映開始日に観に行きたかったのですが、趣味のバンド練習とバッティング。よって本日の鑑賞となりました。

1985年ダブリンが舞台の本作。私が16歳の時の年です。目立ちたい、モテたいという不純な理由から、弾いたこともないエレキギターを14歳で購入し、15歳の時に中学の文化祭でLiveをしたことを思い出しました。高校に入学すると増々その熱が増して、バンド活動が楽しくてしょうがなかった1985年・・・。そして今でもギターを持ってバンドをやっておりますが、音楽とは私の中で切っても切れない一生ものの存在でございます。

MVと言われるミュージック・ビデオが流行りだし、コナーも仲間を引き連れ曲とMVを作り出します。本作先ずはMVでデュラン・デュランが現れ、その後学校のシーンでクラッシュのI fought the lawが流れます。すぐに終わっちゃったのはちょっと残念でしたけど・・・。兎に角80年代の懐かしい曲が流れ、ファッションやギターの持ち方などその時代を思い出させてくれる作りがたまりません。コナーが恋する女性ラフィーナ登場シーンでは、シーナ・イーストンを彷彿とさせるソフトリーゼント風なヘアスタイルにも感動。Liveをギグなんて表現する言葉も含めて、何もかもが懐かしく文句のつけようがございません。

コナーが冒頭顔面を殴られ両目に痣を作ってしまいますが、そのお顔がGreen Dayのビリーにそっくりwと思いきや、本作ポスターにもなっているシーンからしばらく髪を少し立てていたコナーがもうビリーにしか見えませんw

オリジナルの曲に対しても素晴らしいものが多く、皆さまがサントラを購入したというレビューにも頷けます。


青臭いあの頃を思い出させてくれた本作にありがとうと言いたいです。そしてエンドロール冒頭にあったある言葉に感動し涙したと共に、しばらく会っていない兄と弟の事を思い出させてくれた事へも感謝の言葉を贈りたいです。
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