フェミ研ゼミ

シング・ストリート 未来へのうたのフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

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最高じゃぁん!って言いたかった。
見始める前、二時間後の自分は最高じゃぁん!って言っていると思っていた。
でも素直に楽しめなかった。
この人の音楽の映画にはなにかとても大切なものが足りない気がしてならない。
それが何かはうまいこと言えないけど、歌い手の生活が見えてこないことなのかもしれない。

靴も買えないくらいに貧困なのに、バンドを組んだ途端にメイクや衣装やポンポン変わるのはなぜ?
兄貴が悠長にレコード聴いていられるのは何故?
とかね。
泥くせえ生活が見えてこなくて、この音楽は本当にお前が作ったのか?と、かんじんな音楽を純粋に楽しめなくて、なかなか乗ることができなかった。
ごめん。


でも一個だけ


暴力では、なにもつくれないただ何かを壊すだけ。
だから君はなにも生み出せない。
僕らの歌の糧になるだけ。
というセリフで色んなことがどうでも良くなってしまった。
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