ちくわ

シング・ストリート 未来へのうたのちくわのレビュー・感想・評価

4.9
高校3年間、男子校の軽音学部で青春を謳歌していた。作曲するも何かのパクりになってしまう・何かと映像に残しがち・学校側に楯突くといった軽音あるあるをいくつもやってくれたので、地球の裏側でよくぞ自分の青春時代をここまで再現してくれたと感涙ものだった。
しかし、自分が特に思い入れを持ってしまったのはあのお兄ちゃんだった。バンドはたまにスタジオ入るくらいのアイドルオタクになってしまった今、誰かに夢を託すことの喜びを覚えたお兄ちゃんが他人とは思えないくらい愛おしい。船出を見送るお兄ちゃんのあの姿が映画を観終わってもしばらく離れない。
夢を託すことは無責任なんかじゃない、誰かが夢をかなえることが自分の夢だと言っても、それをバカにすることなんて誰もできない。