地球外生命体

不滅の女の地球外生命体のレビュー・感想・評価

不滅の女(1963年製作の映画)
3.8
20世紀の文学界を揺るがした革命的ムーブメント「ヌーヴォー・ロマン」の代表的作家アラン・ロブ=グリエが1963年に発表した映画監督デビュー作。

トルコのイスタンブールを舞台に、フランス人の男と謎の女の奇妙な関係を、非時系列的な語りや非連続のショットの連なりなどの実験的な手法で描いている。

休暇を過ごすためイスタンブールにやって来た教師の男は、陽気だがどこか謎めいた美女と出会う。男は彼女との邂逅を重ねるうち、その不可解さに妄執をかき立てられていき……。

従来の劇映画の概念を大きく逸脱した過激な語り口が賛否両論を呼び、1962年ルイ・デリュック賞を受賞した。

日本では、特集上映「アラン・ロブ=グリエ レトロスペクティブ」(18年11月23日~、東京・シアター・イメージフォーラム)で劇場初公開。

英題/The Immortal One
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