murmur616

スイス・アーミー・マンのmurmur616のネタバレレビュー・内容・結末

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

 個人的にはスーパー死体メニーと友情を育む過程がツボでした。
 無限に真水が口から出てきたり、腐敗ガスの汎用性の高さ、メニーをマシンガンのようにして魚を仕留めたりと独創的な死体の活用が見ているだけで楽しい。
 メニーの純粋なキャラも愛おしい。ゴミや枝で見立てたバスや人形達とのパーティーの場面とか思い返すと切ない。イマジナリーフレンドではなく、本当にスーパー死体メニーは存在したと思いたい。
 ラストも笑顔で海の彼方に去るメニーとの別れにホロリとしました。一方でハンクは死体を連れたストーカーでしかないサラの「なんなの?(What the fuck?)」という一言に爆笑したり。
 この映画でしか得られない余韻があり大好きですね。
 
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