かなり話題から遅れて鑑賞したのだけど、心が弱った時に出会うべくして出会った作品のように思えた。
ぶっ飛んだファンタジーで、想像していたホラー的なコメディではなかったのが良かった。
生と死は隣り合わせというように、死人と死んだように生きる人間に芽生えてしまった不思議な絆、特に中盤以降のシーン、作り込まれた丁寧さに引き込まれた。
小道具や風景のひとつひとつにグッとくるものがあった。
森の中で作ったバスの座席や、車窓の風景、あんなステキな手づくりのモノたち。死にぞこないの惨めな男の置いてきた色々な感情が作らせた奇跡だなあ、と思って、泣きながら観てしまいました。
たましいはフリーだ。最高だ。
キャスト二人共、良かった。
