・日本で作られたスーパー戦隊シリーズのジュウレンジャーをローカライズして作成されたパワーレンジャーが劇場版としてリブート凱旋。ああもう、おっさんだけど戦隊ヒーローファンとしては観に行くしか選択肢はありません。
・日本原作とは言え、米国特有の人種問題があるため戦隊もの特有のカラーリング問題をどうするのかと心配していたけれど、ギャグを交えるレベルで無難に処理するところは流石。黒人キャラ本人に「えっ！、ブラックは俺じゃないの？」と言わせてしまえばそりゃどこからも文句でないわ。このへんの処理がうまいなと感心。(ブラックはアジア人キャラ)
・戦隊シリーズ特有のお約束はしっかり継承しつつ(主要戦闘シーンは採石場というところがかなりツボ)、スクールカーストや人種問題もクリアした上に自閉症スペクトラムとかLGBTなどのマイノリティにも配慮して、大人が観てもちゃんと面白い脚本になっている。これは結構地味だけれども凄い事だと思う。
・続編を作る前提の伏線を残しているが従来のアメコミ原作のヒーローとは完全一線を隔す路線だし、そこそこ面白いので是非続編を作成して欲しい。あとマイケル・ベイはこの作品を観て色々反省して欲しい。(トランスフォーマーを茶化すシーンで爆笑してしまったのは内緒)
