カンパッチー

ジェイソン・ボーンのカンパッチーのレビュー・感想・評価

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)
2.9
3作でキレイに終わってたのに5作目はやっぱり蛇足感が否めないですよね…、というかプロットも変わらないし、何よりニッキーへの仕打ちですよ!!3から9年もの歳月を経て、わざわざマット・デイモンをまた起用して続編(要らんけど)製作したかと思えばニッキーにこんな仕打ちさせる必要ありました??色々謎を散りばめておきながらなんの音沙汰もないし、自分の中でレガシーとこれはなかった続編、もといマルチバースとして扱っています。つかタイトルもボーンで統一してくれよ、なんで判り使いジェイソン・ボーンにした??そして、3から何してたかと思えば社会に馴染めず辺境の地でならず者たちと格闘しながら孤独に過ごすって…そんなボーン望んでないんですよ!凪のように心穏やかに過ごしていて欲しかった…。

せめてキャストは一新してフレッシュにするべきだったのかとも思います。トミー・リー・ジョーンズとヴァンサン・カッセルって…新人ヘザーの言葉を借りるなら旧世代のキャストでしょ!トミー・リー・ジョーンズもやる気ないのか?悪役としても中途半端、新人ヘザーもキャラが弱いと前の3作と比べてしまうとキャスト、アクション共に本当に残念な仕上がりです。まぁそれでもマット・デイモン1人の力で観れちゃうんですけど。これ目当てでみていると言っても過言ではないエンディングへの入りも今回はカタルシスがないんですよね…。逃亡劇もヘザーが味方しすぎちゃっててボーンの冷静と知略に満ちた感じがなかったし、、せめてニッキーをアレしてくれなければ評価したのに!!