やっと見た。おもしろいんだろうなと感じつつ、どこか惹かれずにいた作品。でもそう感じていたのは、やはり要因があったことを実際に見て感じた。歌をテーマにした作品でおもしろくない作品はそうない。うん、本作もおもしろかった。でもしかしガツンと「わぁおもしろかったー！」というほどでもなかった。ここが最近のユニバーサルのアニメの課題なのかもしれない。まず導入部分があまりスゥーッと映画世界に入り込めない。ディズニー映画に慣れてしまっているせいか、あの、ものの5分程度でキャラを説明し状況を把握させ、じゃあ本編はどうなるのかと興味津々にさせる手法と比べると、いかにもノーマルで物足りない。そうやって遅れ気味になった気持ちを挽回してもらえたのは、目玉となるラスト30分。楽しく感動はしてしまう。うーん、しかしハリウッドのCGアニメに求めるレベルはもっと上なんだよなぁ。
