賽の河原

ジオストームの賽の河原のレビュー・感想・評価

ジオストーム(2017年製作の映画)
2.3
「いやー面白いなら面白いで最高だし、つまらなかったらつまらないで『バカだね〜w』って笑えるでしょ」という意味で鉄板で楽しめると思って友人と観たんですが、想像の上をいく楽しくなさでしたね...w
なんか逆説的に「エメリッヒってもしかして、とっても面白かったのかも...?」っていう謎の再評価が起こりました。
ディザスタームービーと見せかけて、全然ディザスタームービーって感じがしないというか、まあ皆さん仰ってますけど予告編以上の驚きはないです。
んで、ディザスタームービーと言うよりは一種のミステリーみたいな形式なんですけど、まあバカ映画お馴染みの「兄弟」「家族」「恋愛」とか「チームで解決」とか「黒幕は誰か」など、いろんな要素が入ってますね。
で、当然それは解決されるわけで「そんな解決ある〜?」とか「そういうこと科学的にあり得る〜?」とか所謂「ツッコミ」を入れることがこういう「バカ映画」の楽しみ方の1つと言えるわけですけど、この映画は全然「バカ映画」じゃないです。
というのもそれぞれの要素の解決を図るんですが、それらが全て台詞で説明されるんですよね。つまり登場人物たちが「あれはあれでこうこうこうで」「いま俺はこうこう思ってるけど一方でこういう気持ちもある」みたいな「説明」が一生懸命なされるわけです。
どころがこのセリフによる一生懸命な「説明」を聞いてもロジックが「うむ!分からん(分かりにくい)!」みたいな状態に終始してるわけです。
その意味で「バカ映画〜w」なんて楽しみ方しようにも「えっ...なんかこいつ解決法を一生懸命説明してるけど...どういうこと?」みたいなw そういう飛躍を脳内で結構補完しないといけないので頭使いましたねw
字幕で観たんですが説明セリフ全部読んで脳内で補完して....みたいなことしてるんで、すげー疲れましたし、100分台の映画とは思えないくらい長かったですねw
でも全然、腹は立たない映画でしたし、まあソフトでは観たくないという意味で映画館で観る意味はありましたし、カーアクションでちょっとアガるシーンもありましたし、良かったですね。
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