【千紫万紅】
色とりどりの花が咲き乱れている様子を表していて、「千紅万紫」とも言う。
この作品については、残念なことに雑音が大きかったことは誰もが認める事だろう。
その当時の世情によって、先入観が強く生まれることもまた、映画という媒体の特徴の一つでもあるし、また、時間を置いて再度触れた時、また違う感じ方を楽しめるのも醍醐味の一つだ。
そういったことを踏まえて、今の私はこれを是としよう。
諸般の事情により、日本語吹き替えを選択したのだが、参加したキャスト陣、日本語版楽曲制作陣に最大の賛辞を送りたい。
特に、豊原江理佳@アリエル、木村昴@セバスチャンの二人には並々ならぬプレッシャーがのしかかっただろうに、素晴らしい出来だった。
そして、大塚明夫@トリトン王の破壊力は凄まじく、あの一言で落涙をしてしまったことは墓場まで持って行く所存だ。
高乃麗@スカットルも流石と言ったところ。
ということで、日本語吹き替えも是非どうぞ。
あ、作品について?
楽しかったですよ。
流石、アラン・メンケンの楽曲。
ロブ・マーシャルの描く色彩鮮やかなシーン。特に、海中・市場・ボート・エンディングは出色。
まあ、ストーリーはディズニー印だし、例の問題をクリアするためにかなり無理をしてるし、ってところで、スコアはこんなもの。
近々、字幕版も観るつもり。
で!
勿論、アニメ版(1989年)が上に決まっとるだろうが。
観てないひとは、観て!
日本語吹き替え版も!