このレビューはネタバレを含みます
何度停止ボタンを押そうとしたかわからない。でも、もう観たくない、と何度もおもうのに動けない。そんな衝撃だった。正直、わたしにはこの映画の大意はよくわからなかった……目先の映像がセンセーショナルすぎて……ひとつおもったのはふつうのそのへんの商店街にいるような冴えないおっさんでもきっかけがあると狂気に変わってしまうということ。社本の場合あんまりふつうの境遇ともいえないし燻っているものが大きかったのだけども。でんでんが演じてた男が社本を｢俺のガキの頃に似てる｣って言ってて最初はどこがだよっておもったけど観終えたいまはたしかにそうかもなと考え直した。あと、でんでん演じる男がやっていたことはめちゃくちゃ悪かなとおもうけど社本はあそこまでなってしまっても悪だな～とはかんじなくて、なりゆきというか運が悪かったに尽きるのではっておもってしまう。でもはじまりはみんなそんなもんなのかもしらん。結局｢慣れ｣てしまうかどうかなんだろうか。というか実話を基にしているということがいちばんの衝撃だ……俳優陣はあんまり存じ上げない方々で、映像技法も相まって気持ち悪いくらいのリアルをかんじた。もう観たくないなあ。
