Kubo

ファウンドのKuboのレビュー・感想・評価

ファウンド(2012年製作の映画)
3.5
何処となく懐かしく、習わしのような古めかしさ漂う意固地で純哀な兄弟愛を描いた作品。
だと思っていた...

兄が黒人はゴミだ、害悪だと言わしめた後には白い服を着て、黒人牧師の話にそっぽを向いて話を聞く様など
とてもよく出来ていました。

序盤からタイトルの通り繰りされるファウンド”見た(見つけた、見てしまった)”がモチーフとなって眺めさせられる。


序盤は単調さが際立つも、中盤は綺麗に映えるバックに感情の揺れ動きや差別・信仰といったヒューマンものでありながら、ラストにはスリラーが蘇る。
悪く言えば、詰め込み感がありバラけているかなと思い
良く言えば、10人に1人は好きな人がいるバッドエンディングさが極まったかな
と思いました。

(もう少し全編にわたり、不穏な空気と色がちらついていて、飽きさせない工夫があればもっと良しでした。



P.S. 長くなりましたがファウンドよろしく。笑
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