夫からの重度の束縛や支配に耐えられなくなったセシリアは、妹の手を借りて自宅からの脱出を決意する。
逃亡先の親友の家から出る事もままらない状況から一変、夫が自殺をしたことを知る。
新たな人生を歩もうとした矢先、彼女の周りで不可解な事が起こり始める。
夫が光化学の天才科学者だった事もあり、彼が透明人間になっていると疑うセシリアだが、周りには信じてもらえず、妹、親友と、徐々に関係が悪くなっていき…。
透明人間になった、ソシオパスの夫。
見えない相手が追ってくる恐怖、誰にも信じてもらえない恐怖によって、精神的に追い詰められていくセシリア。
見えないのにそこに「いる」かのような、何もない所をただ映し出すカメラワークに、ゾワゾワが止まらなかった。
何も映っていないという事が、こんなに怖いなんて…！
ストーリーがというより、怖さの演出や、透明人間がいると思わせる演出が観ていて面白いなと思いました。
