プレミアにて。
楽しすぎた…！！！
アクションも映画的で、これはスクリーンで観た方が映えるなと。
笑えるところがしっかり笑えるのって、鈴木亮平の文句なしの演技とか、バッキバキの身体が見せる説得力とか>>続きを読む
メイクが濃くなるたびに、彼の好みの服を身に着けるたびに、作られた「プリシラ」の形が完成していく。
従順に愛して、胸の痛みには蓋をする。
キュートでキラキラしたロマンスは、ダークで残酷なリアルへ。
ロ>>続きを読む
誰かの幸せは全員で分かち合い、誰かの不幸せは残りの兄弟で悲しみを等分してきた。
その分母が欠けていく毎に上がる、1人が背負う悲しみの重み。
フォン・エリック家の兄弟が目指していた夢、父が描いた幻。
変>>続きを読む
嘘か真か頭の上をぐるぐる。
音楽がとっても良くて、ノリがキツすぎる所も含めてサム・ロックウェルのキラキラウインクで大勝利。
かっこよすぎてあと300回くらい観たい。
私の中のベスト・オブ・サム・ロック>>続きを読む
1回目 グランドシネマサンシャイン池袋IMAXにて。
まずは全然好きになれなかった。
映画を擬似体験的に観ることが多いから、楽しいシーンには自分も楽しくなりたいし、悲しいシーンには寄り添いたくなるし>>続きを読む
昔見た事があるはずなのに、結末の美しさとあまりのかっこよさについ泣いてしまった。
ただの主婦、ウェイトレス、スマートな人生ではなかったかもしれない。
不運の雪だるま、でももう平凡な過去には戻れない。>>続きを読む
そっと置かれたおやつも、牛小屋のお掃除競争も、繋いでくれた手も不器用な顔も、全てが優しくて温かくて。
同じ目線になって、顔を見合わせる。
丁寧に丁寧に育まれた関係がどれだけ愛おしいか、たったそれだけ>>続きを読む
「死人に口なし」とは言うけれど、転落死した夫の心の内も真実もわからないまま進んでいく法廷劇に、リアリティと居心地の悪さを感じていた。
容疑者である妻の証言と次々と明らかになる秘密。
嘘と真実の狭間で脳>>続きを読む
自分にとっての正義は誰かにとって悪かもしれない。
それでも家族を守る為に戦う父、守られる側から自ら戦う側に成長した娘。
娘の為に人殺しと共犯者になる所から始まった、「家族」の物語の終着点。
原作は一部>>続きを読む
一族でずっとこの土地を管理してきた。
それが突然白人の企業に起訴され、収監。
土地の権利を一部奪われた、黒人家族の実際の事件を追うドキュメンタリー。
"司法は黒人を差別している" その言葉が過去では>>続きを読む
空に浮かぶ巨大な飛行船が地面に影を作り、次の瞬間 人も機械も全て消え、焼け野原となった。
そう遠くない未来、AIと人類の戦争。
技術が発展したその先に待つ絶望と希望、そして無垢な少女の目に写る戦争>>続きを読む
田舎暮らしを求めてやってきた夫婦と、その地に生まれ住み続けてきた隣人の諍いから始まる物語。
人間関係の複雑さ。
誰もが自分の信念のまま生きるエゴだらけの世界で、唯一無二の夫婦の愛がとても美しく映る。>>続きを読む
自分が一番目立ちたい、人からの注目を浴びたい。
些細な願望が心を蝕み、病的なまでの承認欲求でOD。
嘘をウソで塗り固めて、その先に何が残るのだろう。
シグネが手に入れた物と手放した物の代償。
「本当の>>続きを読む
小さな火種がじわじわと大きくなり 燃え盛るように、異物を排除せんとする村人たちの怒りの声が耳に残る。
受け入れられない事、偏見、格差。
争いの始まりをみた。
村人同士でも違う言葉を話しているのに、見>>続きを読む
梟が舞い降り、死期を知らせる。
世界一裕福なオセージ族の怪死事件。
限りなく純粋でどこまでも単純、その癖に欲深い人。
騙される方が悪いなんて、どの口が言う？
考えれば考えるほど、知れば知る程に真相に近>>続きを読む
90分間ずっと心臓が押しつぶされそうだった。
何でもない、帰ってくれ、助けて。
悲痛な願いが扉を叩く音にかき消される。
警察の正義感や使命感が、扉をこじ開けようと振り上げた手によって、悪魔の姿へと変わ>>続きを読む
何かに追われていた。
理解されない事、理解できない事、少しずつ歯車が狂う。
私は母親ではないけれど、同じ女性として胸がギュッとなるし、彼女を抱きしめてあげたくなった。
強く美しい「ケイト様」も好きだけ>>続きを読む
指が弾み 心が躍る。
音楽を、ジャズを愛する人々の、幻の様な一夜。
夢を掴みたい男・夢を見失いかけてる男、それぞれの"今"が交差する時、そこに生まれる調和とエネルギー、カオス。
物語の構造の面白さ>>続きを読む
一歩足を踏み入れたら ほら、必ずここに戻ってきてしまう。
何故ここで死んだの？何故ここに留まるの？その答えはこの家の歴史が語る。
幽霊のウインク、階段の奥、彼らはいつでもそこにいる。
死生観をも涙と教>>続きを読む
川の流れ、瞬く星、広い世界を車で進む家族。
行く先はわからない、そして運命も…。
直接的には描かない、描けない、何が起こるかわからない。
なのにずっと暗さが付きまとう中で、次男の元気すぎる笑顔に何度救>>続きを読む
美しさの象徴・執念、それが老いへの恐怖と変わる、1878年 40歳の年。
人の視線が、生クリームが、夫の態度が、全て凶器となって刺さり、身体と心を締め付ける キツいコルセットが安全帯に見えた。
若さと>>続きを読む
キャラクターから発せられる言葉たちは、監督が日々感じる思いなのだろうか。
そわそわした空気・怪訝な表情は、監督が日々向けられていると感じる視線なのだろうか。
ホン・サンスにしか撮れない、映画を作るため>>続きを読む
過去の痛みも苦しみも、全て"無かった事"にはできないけれど、救いの手を伸ばしてくれる仲間がいれば、痛みを分け合い、笑顔に変えることができる。
悲しみと優しさ、愛おしさ。
ジェームズ・ガン監督の、シリー>>続きを読む
恋人と旅行へ行ったママが帰ってこない！
ネットを駆使し自力で捜索を試みる 娘ジューン。
次第に明るみになる母の謎・過去の秘密。
SNS・アプリ・電子機器が発達した、2023年の探し方。前作より画面展開>>続きを読む
息子にとって何が正しい選択なのか、残り少ない時間の中で、何ができるのか。
葛藤と心配と無念の中で、少しずつ成長していく幼い息子を抱きしめる。
どんな時でも幼い息子マイケルが大切で 心から愛している事が>>続きを読む
ホーリーシット！
地上600mの塔の上に取り残される恐怖。
まるで天国への階段か、それとも空への梯子か。
絶望に向かってまっすぐ伸びる、その規格外の高さに、悪い予感しかせず…。
手に汗握るシチュエーシ>>続きを読む
父親がひと口齧ったサンドイッチを冷凍して取っておく。
何気ないそのひと行動が、何となくわかる気がした。
尊厳死を選択する父とその家族の物語。
愛するものを否定し、信念を曲げない頑固な父、でも愛してい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「お前が嫌いになった」
突然親友が言う、言葉の意味がわからない。どうしてそうなったのかも。俺のこと好きじゃなかった？
困惑、混沌。
鬱蒼としたアイルランドの小さな島では、昔からそこに居る、誰もが知>>続きを読む
きみはサンタクロースを信じるかい？
1人の"よい子"を救うため、サンタらしくない、けど"本物の"サンタさんによる救出作戦。
血飛沫、からくり、脳天直撃、全てがクリスマス・マジック！
飲んだくれで、口が>>続きを読む
南アフリカに来るまで、文字通り「ワインを知らなかった」ジンバブエ人のソムリエたちが、ワインのテイスティング世界大会で優勝を目指す姿を追ったドキュメンタリー。
ジンバブエ人としての誇り、ワインへの真摯な>>続きを読む
呪術×ゾンビ×異能。
操られたゾンビの戦い方がアグレッシブで、怖いはずなのに何処かわくわくした。
なによりバキ・ボキ・グチャと、効果音がとてもいい！！
それから臨場感のあるBGM、カメラ何台使ったのっ>>続きを読む
パパはまるでピーターパンで、どんな夢でも見せてくれる魔法使い。
一緒にいれば 私はお姫様になれた。
自由を求め 専横に振る舞うほど娘に縛られる父と、懐かしく 甘い思い出に囚われる娘。
相手に触れれ>>続きを読む
ぽっかりと穴の空いたドーナツ、剥いてもむいても中身が見えないタマネギ。
どれもこれも外からは謎だらけだけど、いつかは答えに辿り着く。
思い出も友情も今は遥か彼方、始まりのグラスオニオン、そして終わ>>続きを読む
きっと生涯で一番好きだと言えるバンドがエルレだし、当時高校生だった私のヒーローであり、活動休止期間も復活した今も、一生好きでいられる自信があるバンド。
たぶん本作は、エルレを知らない人から見たらクッッ>>続きを読む
