1回目 グランドシネマサンシャイン池袋IMAXにて。
まずは全然好きになれなかった。
映画を擬似体験的に観ることが多いから、楽しいシーンには自分も楽しくなりたいし、悲しいシーンには寄り添いたくなるし、そうやって同じ気持ちになって観ることが多かったのだけど。
切り離して考えようにも、「人々が成功者を賞賛し 喜ぶシーン」で、こんなにも"日本人として"怒り・悲しみ・嫌悪する事って、今までの映画体験ではなかなか無くて、同じ感情になれない事への戸惑いが大きい。
その後の会話劇が、法廷物的な濃ゆさがあるに、全く日本が話題にならなくない？とか、苦悩ってそんなにしてた？と、"薄っぺらい"と感じて嫌になってしまったのもそのせい。
でも普段そう言った歴史的な事から目を逸らし、これっぽっちも原爆の事を考えていないのに、"日本人として"を都合よく使う自分にも、"薄っぺらい"と嫌悪する。
人の感想を読んでて納得するところももちろんあるから、まだまだムビチケあるし2回目はもう少しフラットな気持ちで、可能な限り感情を優先せずに観たいな。
