このレビューはネタバレを含みます
20230707TOHOシネマにて鑑賞。
「レイダース 失われたアーク」と「インディ・ジョーンズ 魔球の伝説」の流れ、雰囲気、空気感をそのまま40年後のハリソンフォードに演じさせたらどうなるか、という大掛かりな実験のようであり、かつて「インディ・ジョーンズ シリーズ」にワクワクした中年より上の世代のノスタルジックな感傷ありきで作った作品。
一筋縄ではいかないヒロインと、異国の少年。そして敵はナチス。
まさに第1作と第2作の融合である。
繰り返し繰り広げられるカーアクションには少々「またか」とウンザリしつつ、そしてお決まりの虫と蛇(今回は海蛇ならぬウツボ?)に「これよこれ」とワクワクし、帽子を忘れそうになる&帽子を取りに行くことでピンチになるなど、様々な小ネタでクスクス笑わせてもらいました。
少々間延びもあったものの、クライマックスのアンティキティラのダイヤルを起動させてからのアクションと意外性と、その異世界でのインディの決断には、「さすがは、インディ・ジョーンズ!」と興奮しました。
そして涙のエンディング。
いい形でのシリーズの終焉だったのではないでしょうか。