ほーく

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのほーくのレビュー・感想・評価

3.4
【会者定離】
この世で出会った者には、必ず別れる時がくる運命にあること。この世や人生は無常であることのたとえ。▽仏教語。「定」は必ずの意。

この度、やっと岡山にIMAXが導入されましてね。
初体験が、この作品でした。
いやぁ、良かった。
冒頭からの怒涛のハラハラドキドキシーンの連続で、作品とテクノロジーとの相性が抜群でした。
機会があれば、是非どうぞ。

さて、作品について。

私ね、さほどこのシリーズに思い入れはないんです。
第一作(レイダース/失われたアーク 《聖櫃》)は良作。
第二作(魔宮の伝説)は語り継ぐべき大傑作。
第三作(最後の聖戦)は快作。
第四作(クリスタル・スカルの王国)は凡作。
それ以外は、未鑑賞。

てな具合で、インディ博士に執着はありません。

また、スピルバーグ信者でもないので、監督が変わったことでどうのこうのもありません。

とまあ、前置きが長くなりましたね。
この辺り、少々雑音が大きくてね…。

で、まず全体評価としては、スコアで示している通り、まあまあ面白かったです。

一番印象に残ったのは、やはり冒頭からの大活劇です。
実に、インディ・ジョーンズらしいアクションでした。

そして、場面が転じます。

齢80歳ハリソン・フォード、己の老いを剥き出しにする演出を真正面から受け止めております。
この辺り、大先輩クリント・イーストウッドとはまたひと味違ったものを感じました。
二人とも、見事な生き様で見習いたいものです。

なんですけどね…、この辺りから尻すぼみしてしまうんですよね…。

コミカルを含むアクション、緊張感を高めたいシリアスなピンチ、なにか物足りないのは、尺の問題?テンポの問題?

最終盤の摩訶不思議は、もう少し盛り上がって欲しかったなぁ

シリーズものとの出会いも、人とのそれと同じでして、いつか別れが参ります。
ほんの少しの寂しさを感じながらも、この出会いに感謝したひと時でした。

ありがとう、インディアナ・ジョーンズ!
ほーく

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